眼科症候群辞典<増補改訂版>
眼科症候群辞典<増補改訂版>
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眼科症候群辞典」は、多くの眼科研修医から眼科専門医制度認定医、さらにはこれらの人たちを教育する立場にある教室のベテランの医師たちにも、至便の書としてたえず傍らに携えられてきた。
本書は眼科に関連した症候群の、単なる眼症状の羅列ではなく、疾患自体の概要や全身症状について簡潔に述べてあり、また一部には原因、治療、予後などの解説 が加えられている。比較的珍しい名前の症候群や疾患のみならず、著名な疾患の場合でも、その概要や眼症状などを知ろうとして文献や教科書を探索すると、意 外に手間のかかるものである。ことに、日常外来の最中に他科から診察を依頼された疾患の眼合併症のような場合、図書館にかけこんで調べる暇はない。
あ らたに追補したのは95項目で、Medlineや医学中央雑誌から拾いあげた。執筆に当たっては、 眼科系の雑誌や教科書とともに、内科系の症候群辞典も参考にさせていただいた。本書が第1版発行の時と同じように、多くの眼科医に携えられることを期待す る。
<改訂版への序文より>
本書の特色
1 | 眼科領域で扱われている症候群をアルファベット順にすべて収録(総509症候群) | ||
2 | 各症候群の「眼所見」については、重点的に解説 | ||
3 | 他科の実地医家にも十分役立つよう歴史・由来・全身症状・治療法など、広範な解説 | ||
4 | 各症候群に関する最新の、入手可能な文献をも収載 |